米国標準となっているカナダ・メタル社製のエンジン用ジンクアノード エンジン用ジンクアノード(防蝕亜鉛)は、海水を使用した間接冷却部分のオイルクーラー、アフタークーラー、燃料クーラー、ヒートエクスチェンジャーなどでは必ず使用されている部品で、定期的なメンテナンスを行わなければ電蝕を起こしたり、ひどい場合は清水系ラインに海水が流入してエンジンが破損して大きな出費を強いられることがあります。 ジンクアノードの消耗による交換時期は保管している場所によって大きな差が生じます。 上架している艇などは1年に一度で十分な場合もありますが、多くの艇が陸電を使用し海中に多くの腐食電流が発生しているマリーナなど、ひどい場合は2ケ月で交換する場合もあります。 交換しないで放置するとエンジンの冷却系統に損傷を与えますので、定期的に交換をお勧めします。 メタル社製は米国海軍、沿岸警備艇、多くのボートビルダー、エンジンメーカーが採用している国際標準とされる部品です。 特にエンジンメーカーが自社ブランドで販売しているジンクアノードも多くのメーカーがこのメタル社にOEM注文を行い、各メーカー名で販売しています。 キャタピラー、カミンズ、ヤンマー、オナン、GMなどがそうです。 販売価格はメーカー価格より安くメーカー外の商品ですが、亜鉛の品質に間違いありません。 モデル:CME3 亜鉛のみの重さ:0.2kg L:51mm OD:19mm THD:3/4 NPT 外見はボルトのような形状で、各エンジンメーカーによってサイズが異なるため、ジンクを外してジンク部分の長さとボルトのネジ径を確認して下さい。 亜鉛を取り付けている真鍮プラグはNPT規格です。 亜鉛部分の長さは各エンジンメーカーによって違いますが、純正より長い場合はそのままか、カットして使用し、短い場合は交換時期を早めにするなどしてください。 /font face="游ゴシック">